現実は非情である。楽観と同調は禁物。リスク回避の原点は現実を直視する事。自分の5感+第6感+知力+人脈+経験+神頼み… の全能力を使って情報を集める。それでも判らない事は多い。考え、悩み、迷いながらも安全方向に危険回避行動をとるべき。登山や海釣り等で自然と対峙する場合に感じる直感と同じ。自身と子供たちの為に、自主独立の気概を!
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▲N95マスク調査第2段です。継続読者の方、前半は同じ内容なので読み飛ばして下さい
3月10日の予告からかなり時間を要してしまいました。
どのように実験したら良いのか試行錯誤の連続でした。
我々は、マスクの専門家ではありませんのであくまでも、変わり者の気まぐれ実験として見て下さい。(従って、実験結果や実験精度、文章になんら当社は責任を持ちません)
======3月10日予告内容============
マスクは形状、機能、価格が多種多様です。どれを買ったら費用対効果が優れているのか判りません。
そこで、当社では市販のマスクを10種買ってきて効果を測ってみる事にしました。
あくまでも弊社で出来る範囲の簡易比較です。ご参考程度に気軽に見て下さい。
マスク種類

計測は、ダストモニターで行います。


ダストモニターの概要は前回プログをご参照願います。

==========以上、3月10日予告内容===============
==========毎回の共通内容:テスト方法=============
先ず、実験方法ですが、ダストモニター吸い込み口に被テスト用マスクを装着し、周りから空気が侵入しないようにセロテープで密閉します。

1)マスクを吸引孔に付ける前3分間のチリの個数を測定します。
2)マスクを付けて実験開始しますが、最初の3分間のデータは、マスク内の埃などが考えられますので破棄します。
3)大型ビニール袋(30リットル)が満杯になるまで4~5分の埃データを記録します。
4)マスクを付けた吸引終了後、マスクを外し実験環境のチリの数を再度3分間測定します。
5)マスクが塵をどの程度捕捉したのかマスクが無い場合と比較します。
6)ダストモニターから吐き出された空気は、大型のビニール袋(30リットル)に吐き出すものとします。これは、吐き出し口が吸い込み口に比較的近い構造であるため、吐き出した埃を再度吸入してカウントする事を避ける為です。また、ビニール袋に吸い込んだ空気がいっぱいになるまで(約7~8分)実験をすることで、概ね同体積の空気を吸いこんで測定しようとしたためです。
また、同じ吸引力で空気をダストモニターで吸っていますが、袋が満杯になるのに大きな時間の差の有無を見る為です。試してみないと判りませんが、時間がかかる≒空気が吸いづらい?(胸に力を入れないと空気が吸いづらい?)などの違いが有るのを見る為です。
そして、多数のマスクを扱って感じたのですが、マスクの性能は、防塵性能も大切ですが、顔面との密着度も次に重要と感じます。幾ら性能が良いマスクでも隙間だらけでは、その効果は無くなってしまいます。
結果としてN95のマスクは防塵性能に大きな差は見受けらせませんでした。が、装着した時の顔との隙間が重要であろう事が今更ながら判りました。
多くのマスクを実際に使ってみて、自分の顔の形や、大きさ、マスクのゴム構造、鼻の所の金属やパッド構造など自分に一番フットし、長い時間付けやすいマスクを探すのが実際には困難なことを実感致しました。
●今回は②のマスクです。
バリエールN95マスク
価格5000~10000円20枚入り(@250~500円)
値段は店によってかなりばらつきが大きいようです。


アヒルの口?型です。職場や学校につけて行くとカワイイといわれるかも知れません。

鼻の所などの成型はかなり自由にできます。


ゴム2本で顔面に密着させます。

●使用感ほか
・抗ウイルス素材(BR-P3)加工不繊布を採用しているそうです。医療用でしょう。
・ノーズワイヤーが比較的長く、鼻から頬までの形状に合わせられそうです。
・しめひもが薄く弱いイメージがありましたが逆にきつい感じ。
・機密性は高い感じがします。しかしそんなに息苦しくはない感じ。
・アヒル口というよりも河童な感じ。⇒何かワンポイントの飾りを付けて学校に付けて行く事が、若い子の間で流行らないでしょうか?オヤジ社員Bの発想。
・小さいお子さんにはサイズが合わないと思います。
●実験結果(同じ実験を3回繰り返し大きなバラつきが無かった為、3回の平均を記載します)
マスクで捕捉できなかった塵の数%
・全粒子 0.5μm以上 11.1%
・大粒子 2.5μm以上 10.4%
・小粒子 0.5~2.5μm 11.1%
うっっっ!予想外の結果。
見るからに医療用の高級マスクなのに塵の捕捉率が約9割です。1割が捕捉出来ていません。
(敢えて、特徴を書けば、小さい塵と大きい塵の捕捉度合いがほとんど変わりません。別品種では、2~4%程度異なる場合が多いようです)
本来であれば、N95ですから捕捉できない塵は5%以下となるべきですが、なにぶん実験装置と方法がご覧のように稚拙なものです。ご容赦願います。
次回プログで③のマスクを報告します。
/////////////////関連プログ/////////////////////
▲マスク①の記事はこちら
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